『ホームジムってどうやって作るの?』
『ホームジムに必要な部屋の広さってどのくらい?』
このような疑問を抱えているかたは多いのではないでしょうか。男のロマンといっても過言ではないホームジム。しかし、実際作るとなると大変そうですよね。
そこで今回は、ホームジムを作る方法を一から細かく解説していきます。
具体的には
- ホームジムを作るメリット・デメリット
- ホームジムに必要な部屋の広さや機材
- ホームジムにオススメなトレーニング器具
の順に、重要な点に絞って紹介していきます。
ホームジムの作り方をわかりやすくまとめていますし、タイプ別の写真も載せているのでイメージもしやすいはずです。
理想のホームジムを手に入れましょう!
この記事の目次
インスタのハッシュタグ「#ホームジム」は見ているだけでテンションが上がります!
皆さんの #ホームジム ちょっとだけのぞいてみましょう。
▲レッド統一の本格派。いくらかかったんでしょうか…。
▲念願のホームジム、嬉しいですよね!自宅のスペースでもこれだけの機材を用意できれば鍛えられます。
▲手作りでの組み立ては大変ですが、完成したときの感動はたまらない。
▲壁にもこだわって統一感出すと集中力も上がりそうです。
▲壁をスクリーンにするの、カッコいい!
▲黄色いプレートもいいですね!
私もこうやって皆さんのジムに憧れるうち、ホームジムを実際に作りたくなってしまいました(そして作りました)。そのうち公開します。
ホームジムを作るメリット・デメリットを紹介!
『そもそもホームジムを作る意味ってなんなの?ジムに通えばよくない?』
といった疑問を持っている方のために、まずはホームジムを作るメリットとデメリットを説明していきます。
併せてホームジムに向いてる人・向いていない人の特徴も紹介しますので、自分がどちらに当てはまっているかを把握しておきましょう。
ホームジムを作るべき3つのメリット
まずはホームジムを作るメリットを3つ見ていきましょう。
①時間に縛られない
まず1つ目のメリットが、時間に縛られないという点です。
通常のジムであれば営業時間が決まっているため、深夜や早朝に行きたい場合も難しいですよね。
最近は24時間営業のジムも増えてきましたが、わざわざジムまで行くのにも手間がかかってしまいますし、皆が行きたい時間帯(特に終業後の19-24時)は人が殺到して思ったようにトレーニングができない、というジムも少なくありません。
しかし、ホームジムを作ってしまえば営業時間を気にする必要もないですし、わざわざジムに通う必要もありません。
自分の好きなタイミングで、好きなだけトレーニングをすることができるのです。
そのため普段仕事で忙しい方や、自宅の近くにジムがないという方にはオススメです。
②集中してトレーニングができる
続いて2つ目のメリットが、集中してトレーニングができるという点です。
普段ジムに通っている方なら経験したことがあるかもしれませんが、混雑している場合は思い切りトレーニングするのが難しいですよね。
自分が使いたい器具やマシンが使えないのは、なかなかストレスが溜まります。また、周りに人がいると集中できない、という方も多いのではないでしょうか。
事実私自身も、周りに人がいると
- 声を我慢しなけらばならない
- なんだか目線が気になる
というように100%の力が出なかったりします。
しかし、ホームジムの場合は自分1人しかいないため順番待ちをする必要もないですし、周りの目を気にする必要もありません。
また、ちょっと力んで声を出しても注意されることもないですよね。(もちろん近所迷惑にならぬよう気をつけましょうね)
そのため、一人で集中して思い切りトレーニングがしたい!という方には最適の環境です。
③長期的に考えるとコストパフォーマンスに優れている(かも)
最後3点目のメリットは、長期的に考えるとコストパフォーマンスに優れているという点です。
なぜなら、一度ホームジムを作ってしまえばその他の費用がほとんどかからないからです。
例えば、初期費用として20~30万円かけたとします。これは一見かなり高い気もしますが、実は通常のジム(月額8,000円程度)に2~3年通うと同じ金額がかかります。
つまり、長期でトレーニングを考えているのであれば、ジムに通うよりもむしろ安く済ませることができるのです。筋トレはいくつになっても続けられる趣味ですので、長く続けることを考えているのであればホームジムを作る選択肢は全然アリ。
ただし、当たり前ですがホームジムを改築したり、新たなマシンを導入するとなればその分追加で費用がかかってしまいます。
ある程度完成したら十分トレーニングはできますが、こだわりたい場合などは個人の趣味嗜好によって変わってきますので頭の片隅にとどめておきましょう。
※まだ公開できていませんが、トレラブでも2018年夏にホームジムを作りました。上記3つのメリットが、やはりとても大きかったなと感じています!そのうち公開しますね。
ホームジムを作ることで発生する3つのデメリット
今までホームジムを作るメリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットも存在しています。そのため、続いてデメリットを3つみていきましょう。
①自宅環境によってトレーニングの質が変わる
まず一つ目のデメリットは、自宅環境によってトレーニングの質も変化してしまう点です。というのも、一概にホームジムといってもそれぞれ環境が違うからです。
都心のマンションの一部屋(2畳程度)でホームジムを作る場合もあれば、郊外の一軒家の広いガレージで作る場合もありますよね。
両者は同じホームジムですが、やはり置ける器具やマシンなどは全然違います。
また、広さだけではなく経済状況によってもジムのクオリティは異なりますよね。つまり、自宅環境によって得られるトレーニングの結果も変わってきてしまうのです。
そのため、ホームジムを作る場合はどのくらいのスペース・予算を確保できるかを事前に把握しておきましょう。
②できるトレーニングが限られてしまう
続いて二つ目のデメリットは、トレーニングの幅が制限されてしまうという点です。なぜなら、通常のジムはホームジムよりも置いてある器具やマシンが豊富だからです。
先ほど自宅環境によって作れるホームジムも変わると説明しましたが、いくら広い敷地があったとしても通常のジムよりも器材を揃えるのは難しいですよね。
トレーニング上級者になればなるほどダンベルとパワーラックさえあれば一通りのトレーニングを行うことはできます。
しかしピンポイントで細かい筋肉を鍛えたい場合は、やはりジムのマシンのほうが適しています。
そのため、トレーニング初心者の方はまずはジムに通ってみることをオススメします。
③継続できなかった場合のリスクが大きい
最後3点目のデメリットは、継続できなかった場合のリスクが大きいという点です。なぜなら、ホームジムは作るのにもコストがかかりますし、一度作ってしまったら場所も占領してしまうからです。
メリットの章では長期で考えるとコストパフォーマンスに優れていると説明しましたが、続かなかった場合は大変です。
そのため、継続できる自信がない場合にいきなりホームジムを作るのは要注意です。ただし、まずは少しだけトレーニング器具を置き、徐々に増やしていくという考えならば問題ありません。
ホームジムを作るのに向いている人・向いていない人の特徴
向いている人
・普段仕事で忙しい人
・集中してトレーニングを行いたい人
・長いスパンで筋トレを行おうとしている人
+1年以上筋トレ経験があり、今後も問題なく継続しそうな人なら問題なし!
向いていない人
・自宅に広いスペースがない人
・マシンメインで筋トレをしたい人
・筋トレを継続する自信がない人
ホームジムを作るのに必要な部屋の広さは?
ホームジムを実際に作ろう!と考えた際にまず気になるのが
『どのくらいの広さが必要なの?』という点ですよね。
そこで、具体的にどのくらいの広さがあればホームジムを作ることができるのかを紹介していきます。
目的に応じて必要な広さも変わる
上でも軽く触れましたが、ホームジムといってもそれぞれです。目的に応じて必要なスペースも変わってきますので、シチュエーション別に見ていきましょう。
フラットベンチとダンベルのみなら1~2帖で可能
実は、ホームジムは1畳程度のスペースさえあれば作ることができます。ただし、これはベンチとダンベルのみといった簡易的なホームジムを作る場合の話です。
ひとまずこの2つさえあれば最低限のトレーニングはできますので
- とりあえず自宅でトレーニングがしたい
- 費用をあまりかけたくない
といった方は参考にしてみてください。1万円ちょっとで用意できるセットですし、折りたたみのベンチ・可変ダンベルであれば場所をとりません。
パワーラックを置くのであれば最低4畳は必要か
ホームジムは1畳程度でもできると説明しましたが、ある程度設備を整えたいのであればやはり広さは必要です。また、中上級者のトレーニーや本格的にボディメイクを考えているのであればベンチとダンベルだけでは物足りません。
つまり、部屋が広ければ広いほど充実したホームジムを作ることができます。
しかし、都内に住んでいる場合はそこまで広い面積を確保できませんよね。そこで、最低でも4畳ほどのスペースは用意しましょう。
なぜなら、4畳あれば、ぎりぎりパワーラックを置くことができるからです。パワーラックとはバーベルトレーニング用のラックであり、設置することで
- スクワット
- ベンチプレス
- デッドリフト
- チンニング
などといった高負荷のトレーニングを行えます。
ベンチとダンベルだけの場合はバリエーションが少なかったですが、パワーラックを置くことができれば一気にトレーニングの幅が広がります。
※正直、4畳でもギリギリすぎるので正方形に近い形の8畳くらいの部屋があるといいです。通常、バーベルシャフトの長さだけで220cmありますからね・・・220cmのシャフトを使う場合、最低でも300cm以上の幅は欲しいところです。
ホームジムに適した条件は?
ホームジムを作る際に必要な広さを紹介してきました。しかし、広さを満たしてればどこに作ってもいいというわけではありません。
自宅の敷地内にジムを作るわけですから、やはり適した場所・適さない場所もあります。そこで、ホームジムを作る上で適した条件を紹介していきます。自分が作る場合にこの条件を満たしているか、確認しながらみていきましょう。
①鉄筋(鉄骨)コンクリート造
建物にはいくつか構造があるのですが、ホームジムを作るのであれば
- 鉄筋鉄骨コンクリート(SRC造)
- 鉄骨コンクリート(RC造)
のどちらかを選びましょう。
なぜなら、上記二つであれば防音、強度に優れているからです。
自宅でスクワットやベンチプレスなど高重量を扱う場合は、ラックに戻す際やトレーニング中に、どうしても大きな音がなってしまいがち。
しかし鉄骨でできていれば、ある程度の音であればカバーすることができます。
②一階の部屋
鉄骨でできている家を選ぶべきと説明しましたが、なおかつ1階であれば理想的です。地下室ならなお良し。
とにかく、下に人がいないことが求められます。
なぜならマンションやアパートで2階以上に住んでいるとどうしても音が響いてしまうからです。マンションに住んでいる方なら、上の階の方の足音や生活音などを聞いたこともあるのではないでしょうか。
生活音ですら聞こえてくるのに、ホームジムを作ったら近隣迷惑になってしまう可能性は高いですよね。もちろん後ほど防音対策もお伝えしますが、可能であれば一階の部屋を選ぶようにしてください。
③自宅のガレージ
上記二つの条件をクリアしていなくとも、自宅にガレージがある場合もホームジムを作ることができます。
ガレージであればコンクリートで出来ていますし、防音・強度ともに安心してトレーニングを行えますよね。
海外の場合はむしろガレージにジムを作るのが一般的ですので、郊外や地方に住んでおり、なおかつ広いガレージを所有している方はチャンスです。
こんな感じで。
こんなのもありました。土地が広いって羨ましいですね!
木造アパートの場合は要注意
今までホームジムを作るのに適している条件を紹介してきましたが、逆に向いていない場所も紹介しておきます。
それが、木造アパートです。なぜなら、木造アパートは壁が薄くて防音効果が低いからです。鉄骨でさえ生活音が聞こえてくるのに、木造の場合はさらに迷惑となる可能性が高いですよね。
木造でも床材をしっかりと補強すれば絶対に不可能ではありませんが、やはり個人的にあまりオススメできません。
床が抜けることは滅多にないけど・・・
『床、抜けたらどうしよう…』
これはホームジムを作る時に大きな不安要素の一つですよね。私もとても心配していました。
しかし、安心してください。滅多なことでは床は抜けません。
なぜなら、建築基準法で床積載荷重(1㎡あたり180kg)が決まっているからです。
どういうことかというと、「最低でも1㎡あたり180kg以上は耐えられるように作りなさい」と法律で決まっているのです。
例えば4畳の部屋にパワーラックを置いてホームジムを作り、体重100kgの方が200kgでスクワットを行うとします。
1畳あたり1.65㎡なので、4帖の場合は6.6㎡となります。
つまり、180kg×6.6=1,188kgとなり
4畳の場合は最低でも1,188kgまで耐えられるということです。
そして実際にかかる重量は
- パワーラック 100kg
- バーベル 200kg
- 自分の体重 100kg
=400kg
のみですので、余裕で耐えられるはずなんですよね。
もちろん一点に重量がかかるため不安を感じるかもしれません。
しかし、体重100kgでスクワット200kgとなるとパワーリフター並みですので、通常の方はもっと使用重量が低いと考えられます。
つまり滅多なことがなければ床が抜けることはないため、その点は安心して良さそうです。
※とはいえ、ご自身の責任・物件の管理者・ホームジムに詳しい専門家と相談の上実施することをオススメします※
▼お金に少し余裕があり、ゴールドジムで取り入れているようなしっかりしたマシンを、プロに相談しながら導入したい、という場合はゴールドジムを運営するTHINK FITNESS社に相談してみるのがおすすめです。
TUFFSTUFFマシン公式通販サイト
特にTUFF STUFFの製品は非常に信頼性が高いですし、設置に立ち会ったことがありますが本当に仕事が丁寧で疑問にもすべて的確に答えていただけました。さすがはゴールドジム…。
ホームジムで必要な機材は?
続いて、実際にホームジムを作る際に必要な機材を2つ紹介していきます。
まずはこれだけ揃えておけばホームジムは作れますので、チェックしておきましょう。
衝撃に強い床材
まず一つ目が、衝撃に強い床材です。床が抜けることはないと説明しましたが、フローリングに直接パワーラックを置く訳にはいきませんよね。
適度に硬さがありクッション性のあるマットを敷くことで、衝撃を与えても床を傷つけることなく安心してトレーニングを行うことができます。
また、衝撃だけではなくて音も吸収するため、防音効果も担っています。自分の家以外周りに何もないのであれば必要ないかもしれませんが、近所迷惑にならぬよう必ず揃えておきましょう。
単純にベンチとダンベルだけの簡易的なホームジムを作るのであれば、下記のようなゴムマット単体でも大丈夫です。
しかし、パワーラックやマシンを設置するなど、ある程度本格的なホームジムを作るのであれば床材にはこだわるべきです。
ジム用のマットを専門業者から取り寄せる方法もありますが、それではやはり費用が高くなってしまいます。そこで、上で紹介したゴムマットを利用して強度の高い床材を自作していきましょう。
具体的には、ゴムマット →コンパネ →ゴムマット の順で床に敷くことで、強度を高めていきます。コンパネとはコンクリートパネルと呼ばれるベニヤ板のようなものです。
コンパネをゴムマットで挟むことで、衝撃を吸収してくれます。
こちらはデッドリフト台のためコンパネが出ているので正確には異なりますが、ゴムマットとコンパネを利用しているためイメージとして参考にしておきましょう。
※自宅ジムでデッドリフトをやるのは結構、音が響きますので要注意です!
全身が写る鏡
続いて2つ目が、全身が写る鏡です。一見なくても良さそうな感じもしますが、実はホームジムを作るのに欠かせないアイテムとなります。
なぜなら、筋トレのフォームを確認するのに役立つからです。特にスクワットを行う際に鏡がないと、軌道がブレてしまって上手に効かすことができません。
そのため、鏡は必ず用意しておきましょう。もちろん壁一面に貼れるのであれば完璧ですが、予算もバカになりません。とりあえず全身が写りさえすればいいので、ネットでも買えるオススメな鏡をいくつか紹介していきます。
①【YHC】姿見
とにかくコスパ重視の方にオススメなのがこの鏡。1万円前後で買え、全身を写せるので機能面も問題ありません。
②割れない軽量ミラー
こちらは少し値が張りますが、安全性を考慮する場合にオススメです。
ダンベルやバーベルなど鉄製の物が多くあるため、通常の鏡ではぶつかった際に割れる可能性があります。
しかしこの鏡であれば割れる心配はないのでオススメです。トレラブ編集部も、割れない軽量ミラーはオススメ。フォームチェックにはこれで十分です。
③スポーツミラー
こちらはスポーツ専用に作られたミラーです。ダンスなど全身を確認する競技でも実際に使用されているため、機能面で考えれば完璧です。さらにガラスを使用していないため割れる心配もなく、壁にくっつけられるので邪魔にもなりません。
5万円前後と値段が高くなってしまいますが、本格的なホームジムを作ろうとしている方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ホームジムでオススメなトレーニング器具を徹底紹介!
ジムの枠組みができたところで、続いて実際にホームジムで導入すべきオススメなトレーニング器具を紹介していきます。
マンションや一軒家のガレージにおけるオススメのパワーラック
まずはホームジムの顔ともいえるパワーラックの紹介をしていきます。
ただ、一口にパワーラックといってもメーカーやブランドによって予算も内容も異なります。ここでは目的に合わせて紹介しているので自分に合った一台を見つけましょう。
コストパーフォマンスを重視するか方にオススメのパワーラック
①IROTEC(アイロテック)
まず紹介するのはスポーツ商品を扱うアイロテックというメーカーのパワーラックです。雑誌に掲載されていることも多いため、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
アイロテックの中でもいくつかのパワーラックが発売されているため、その中でもオススメな商品を2つピックアップしていきます。
まず1つ目が、マルチパワーラックです。フリーウェイトトレーニングはもちろん、これ一台で
- ラットプルダウン
- チンニング
- ディップス
- シーテッドロウイング
にまで対応している優れた商品です。価格も約5万と安いため、初めてホームジムを作る方には最適です。
ただし、ベンチやバーベル、プレートなどは別売りとなっているため注意しましょう。
別々で揃えるのがめんどうくさい、という方におすすめなのがマスキュラーセットです。
マルチパワーラックに加えて
- ベンチ
- バーベルセット
- ダンベルセット
が付属しています。ダンベル・バーベルセットは計140kgセットされていますし、ベンチは角度が調節でき、さらにはレッグエクステション・レッグカールマシンにも変身します。
つまり、これだけあれば本格的なボディメイクが可能です。
価格は少し高くなりますが、気持ち良くスタートダッシュを切りたいのであれば間違いありません。
こちらが、マスキュラーセットを取り入れたホームジムの一例です。かなりの大きさがあるため、あらかじめ部屋のスペースは確認しておきましょう。
②BARWING(バーウィング)
続いて紹介するのはバーウィングのパワーラックです。
アイロテックほど知名度はありませんが、とにかくコストパフォーマンスに優れた商品だといえます。2018年に登場した新ブランド。
これ一台である程度のトレーニングはできますし、設置方法も簡単なため手間をかけたくないという方にはオススメです。
クオリティ・ブランド重視の方にオススメ、本格的ジムユースのパワーラック
こだわったホームジムを作りたいから、置く機材にもこだわりたいという方にオススメなパワーラックも紹介しておきます。
上で紹介した商品に比べると価格が上がってしまいますが、見た目・クオリティともに抜群ですので参考にしてみてください。
①Rogue fitness(ローグフィットネス)
まず1つ目が、アメリカで絶大な人気を誇るフィットネスブランドのローグです。その洗練されたデザインと、品質の高さから本格的なジムでも取り入れられています。
人気フィットネスyoutuberのShoFitnessさんが最近福岡にジムをオープンしましたが、パワーラックやプレートなどをすべてローグで揃えており、かなり洗練されています。※トレラブもクラウドファンディングで少額支援させていただきました!
また、ローグのプレートはウェイトリフティング競技でも使用されているほど耐久性が高く、さらにラバープレートのため通常のプレートに比べると防音性にも優れています。
ただ、日本の通販サイトでは購入ができず価格も高いため、やはりハードルは高くなってしまいます。
②Bull(ブル)
続いて2つ目が、ブルというメーカーです。ブルは日本の企業が生産している商品であり、プロ野球チームや大学のジムでも使用されている人気メーカーです。
そのためローグよりも購入のハードルはかなり低くなりますが、やはり価格が高い…‼︎
40~50万はしますがクオリティは担保されているため、本格的なホームジムを作ろうと考えている方は検討されてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ブルはkanekinさんが愛用しているメーカーです。やはり一流のフィットネススターは利用する器具まで一流なのですね。
https://www.instagram.com/p/BggBWcpFJYP/?hl=ja&taken-by=kanekinfitness
③TUFF STUFF(タフスタッフ)
3つ目は本格派、ゴールドジムやライザップにも実際に多数導入されているマシン。
値段は張るものの、スミスマシンやケーブルがすべてセットになったAll in Oneのマシンは省スペースで多様なトレーニングを実現します。
高級なパーソナルジムでも多く導入されているこのマシン、定価で80万円オーバーですがとても便利です。
▼お金に少し余裕があり、ゴールドジムで取り入れているようなしっかりしたマシンを、プロに相談しながら導入したい、という場合は、このTUFF STUFF社製のラックを扱うTHINK FITNESS社に相談してみるのがおすすめです。事前に現地まで来てくれ、床材の面倒までしっかり見てくれますよ。
TUFFSTUFFマシン公式通販サイト
特にTUFF STUFFの製品は非常に信頼性が高いですし、設置に立ち会ったことがありますが本当に仕事が丁寧で疑問にもすべて的確に答えていただけました。さすがはゴールドジム…。
ホームジムでオススメのマシン
『パワーラックだけではなくてマシンも置きたい』
『フリーウェイトよりもマシンメインで筋トレしたい』
という方のために、ホームジムでオススメの筋トレマシンも紹介しておきます。
こちらはアイロテックのホームジムです。もちろんフリーウェイトでのトレーニングに比べると強度は低くなりますが、これ一台があればある程度のボディメイクは可能です。
リーズナブルで場所もとらないため、あまり広さを確保できないという方にオススメです。
また、中にはボディメイクというよりはもう少し気軽な器具で、運動不足を解消したいという目的の方もいますよね。そんな方にはこちらの商品がオススメです。
加重をすることはできませんが、これ一台で
- チンニング
- シットアップ
- ディップス
- プッシュアップ
といった自重トレーニングの中でも高強度な種目を行うことが可能です。価格も安いため、まずは試してみて、慣れてきたらマシンやパワーラックを増やしていくのもいいですね。
※オフィスの一角に置いておくのもいいな、という器具ですね。
ホームジムでオススメの可変式ダンベル
ホームジムを作る際にもし余裕があれば、ダンベルを用意することをオススメします。なぜなら、細かい筋肉を鍛える場合はバーベルよりもダンベルのほうが適しているからです。
しかし、通常のジムみたいに1~20kgのダンベルを2個ずつ揃えるのはコストがかかりますし、なにより場所が必要ですよね。
そこでホームジムでもオススメなのが、可変式ダンベルです。可変式ダンベルは一個のダンベルで重さを調節することができるため、通常のダンベルに比べてコストも場所もかかりません。
可変式ダンベルの中でもオススメなのが、こちらの商品です。
5kg~40kgまで対応しているため、サイドレイズなどの軽重量を扱う種目からダンベルプレスなど高重量を扱う種目まで、これ一つで幅広く対応することができます。
また、重量変更もワンタッチで5秒程度でできるのでドロップセットなど追い込む際にももってこいです。
通常のダンベルと比べると少し大きいため最初は使いにくいかもしれませんが、すぐに慣れるはずです。価格も4万程度ですので、余裕がある方はぜひ用意しておきましょう。
実際に同じメーカーの可変式ダンベルをどのように使うか、分かりやすい動画があったため載せておきます。この動画を見ただけで、いかに便利な商品かがわかるのではないでしょうか。
より安く、軽いセットならこれ。2.5キロから24キロなので幅広い方に使えそう。
さらに安く、軽いセットならこれ。お求めやすいです。
※これはトレラブ編集部では使ったことがありませんが、この安さでダンベルにもバーベルにもなるのは非常にいいな、とかんじます!
宅トレグッズはこちらでも紹介してますよ^^
自宅で筋トレ「宅トレ」をマスターしよう!初心者でもできる器具なしの種目からダンベル、チューブ、バランスボールを使ったトレーニングを紹介!Amazonで買えるオススメ筋トレグッズも。
ズバリ!ホームジムを作るのにいくらかかる!?
今までホームジムの作り方からオススメの機材までを紹介してきましたが、結局一番気になるのが『で、ホームジムを作るには結局いくらくらい必要なの?』といった金銭的な疑問ですよね。
そこで、実際にいくらあればホームジムを作ることができるのかを見ていきましょう。ただし、ホームジムといっても目的によって必要な機材も金額も変わります。
ここでは「ボディメイクをするのに最低限必要なホームジム」というコンセプトのもと紹介していきます。
必要最低限の費用は20万
結果からいってしまうと、ホームジムを作る際に必要最低限な費用は約20万円です。その内訳を見ていきましょう。
- 床材(コンパネ、ゴムマット):約10,000円
- 鏡:約10,000円(1枚とする)
- パワーラック:約60,000円
- バーベルシャフト・プレート:約20,000円
- ベンチ:約10,000円
- 可変式ダンベル:約50,000円
※Amazonエントリーモデルで揃えると、16万円くらいです。
※それぞれ本格派モデルではなく、Amazonで購入可能な自宅ユース、エントリーモデルのだいたいの金額(気持ち多め)で計算しています。
つまり、約20万円もあれば必要最低限かつ、自宅でトレーニングするには十分かな、というホームジムを作れるということです。もちろん決して安い金額ではありませんが、20万円で一生トレーニングができると考えたらむしろコストパフォーマンスに優れているのではないでしょうか。
また、もしパワーラックを置かないような簡易的なホームジムで構わない場合は5~10万円で作ることが可能です。上でも軽く説明しましたが、まずは小さくスタートし、トレーニングに慣れてきたら徐々に拡大していくという方法もオススメです。
こだわる場合は100万円を超えてくるが、ロマンが勝つ!?
ちなみに、とことん機材や内装にこだわったホームジムを作りたい場合は、100万円以上の資金が必要となります。
例えば、こちらのホームジムは器具(マットやラック含む)だけで総額約160万円、リフォーム費用と輸入費用を含めると総額332万円かかっているそうです。本記事でも紹介したローグのみで器具を統一しており、かなり本格的なホームジムです。
筋トレ勢からすると、細部までこだわりしびれる、憧れのホームジムに仕上がっていますよね!羨ましい!
クラウドファンディングで5万円支援して頂いた「男のダイエット」というサイトの管理人さんのホームジムがかっこいい☺️https://t.co/X1iPa9UyTX pic.twitter.com/fKLtWWXzC5
— 今古賀 翔 (@shofitness) August 8, 2018
参考:管理人のホームジムがついに完成!気になる費用などすべて公開!- 男のダイエット
※男のダイエットさん、Webサイトも細部までオシャレですし、いつもカッコいいな~と思いながら見てます!以前ご連絡させていただいた際にも快くお返事くださいました。是非いつか、編集部でホームジムにも遊びに行きたいです!
やはりこだわるとなると必要最低限のホームジムより一気に費用が跳ね上がりますが、このジムを一人で独占できるとなると男としては憧れますね。
以上のように、目的や確保できるスペース、経済的な状況によってホームジムの内容もかなり異なります。
スムーズにホームジムを作るためにも、まずは自分の中でコンセプトを固めましょう。
まとめ
今回はホームジムの作り方に関して、細かく解説してきました。最後に、重要な点をまとめておきますので参考にしてください。
ホームジムを作る3つのメリット
- 時間に縛られない
- 集中してトレーニングができる
- 長期的に考えるとコストパフォーマンスに優れている
ホームジムを作る3つのデメリット
- 自宅環境によってトレーニングの質が変わる
- できるトレーニングの幅が制限されてしまう
- 継続できなかった際のリスクが大きい
ホームジムに適した条件
- 鉄筋(鉄骨)コンクリート
- 一回の部屋
- 自宅のガレージ
ホームジムに適していない条件
- 木造アパート→騒音や揺れで近隣の迷惑かも。非推奨
ホームジムに必要な機材
- 衝撃に強い床材→ゴムマット、コンパネで自作
- 全身が写る鏡
ホームジムでオススメなパワーラックのメーカー
- IROTEC(アイロテック)
- BARWING(バーウィング)
- Rogue fitness(ローグ)
- BULL(ブル)
ホームジムでオススメなマシン・ダンベル
- IROTEC(マルチホームジム)
- MRG(マルチジム)
- MRG可変式ダンベル(アジャスタブルダンベル)
ホームジムを作るのにかかる費用
- 必要最低限のホームジムを作る場合→20万円
- とことんこだわる場合→100万円以上
ホームジムを作るメリットから必要な機材・費用に関して、イメージができたのではないでしょうか。一見ハードルが高そうなホームジム作成、実はそこまで難しくありません。
自分の目的に合わせたホームジムを作り、快適なボディメイクライフを送りましょう!